10代に摂食障害が増えている?~自分らしく生きましょ~

最近、10代の若者に摂食障害が増えているようです。
綺麗になりたい、かわいく見られたいって思うからだけでなく、太っていていじめられないようにとか、ストレスも影響しているのでしょうか。

摂食障害には主に拒食症と過食症の2つのタイプがあります。

・拒食症(神経性無食欲症):極端に食べる量を減らし、体重が減っても「まだ太っている」と感じ、食べることに強い罪悪感を抱きます。自己評価が「痩せていること」に偏り、健康よりも“数字”に支配されがちです。
・過食症(神経性過食症):一度に大量に食べ、その後、嘔吐や下剤使用などで「帳尻合わせ」をしてしまうサイクルに陥ることが多く、自己否定感や孤独感が根底にあります。

どちらも単なる「わがまま」や「意志の弱さ」ではなく、心の叫び、そして助けを求めるサインだと思います。

私自身、30kgほどのダイエットを経験し、現在は痩身施術も提供しています。
ですが、「痩せている=美しい」「構ってもらえる」「カリスマになれる」とは異なると思います。
美しさとは、ただの体型や数字ではありません。

美しさとは、自信。
自分を大切にできる心の強さ、他人に優しくできる余裕、言葉ににじみ出る思いやり。
そういった“中身”が、外見をより美しく引き立ててくれます。
人に好かれたい。かわいく見られたい――その気持ちはとても自然なものです。
でも、無理に自分を削って「他人に合わせる」より、ありのままの自分を理解し、受け入れてくれる人と過ごす時間のほうが、ずっと豊かで幸せだと私は思います。

「これが私ですが、何か?」

そう言える強さを育てていくこと。それは、決して一人ではできません。
家族、友人、学校、そして私たち施術者や医療・福祉の専門職――周りの気づきや認め、フォローが、かけがえのない支えになります。

「食べること」に罪悪感を持たず、堂々と!
「美しさ」は、もっと自由で、多様で、温かいものです。
外見も、内面も、磨くことは楽しいこと。

あ、もちろん、自分らしくありすぎて、膝や腰などに支障がでるくらいの体重増加は禁物です。
一緒に自分を大切にできるバランスを探しましょう。